(粥川出合い上)
2月3日 祝・解禁
数日前から船長が「今年の解禁日(3日)には、イクラで放流アマゴを一杯釣るのだ!!」と意気込んでたので、私は「じゃあ湯豆腐作ってあなたの体を温めてあげます」と言った。師匠は「じゃあ、あなたの釣ったアマゴをムニエルにしてあげます」と言った。
そして3日の朝、集合場所で待ってたら早々に師匠がやってきて「船長は風邪でダウンした」と言う。
しょうがないので、ヤル気のない2人で出かける。

まず八幡のバローで買出し。駐車場横の吉田川を見ると、あれは多分TVでもよく見かけるS氏と思われるご一行様方が、大きなビデオカメラをセットして佇んでおられた。プロが佇んでおるのだから、ライズは全く無いのでしょう。前のバローでサインペン買って、そのS氏に、私のフライベストにサインを頼もうかと思ったけれど、恥ずかしいのでやめた。
その後南下して、相戸堰堤の横の釣具屋で年券を購入。釣果を聞いたところ「あんまり釣れとらんようやね〜」との事。この「釣れとらん」はエサ釣師に対してであって、本来釣果を大げさに言い、釣り人を呼び込まねばならない釣具店が「釣れとらん」と言うのだから、本当に釣れないんでしょう。
実際、その前の川を見ても、フライマンが2人とエサ釣り2人が居るだけ。まあ、とりあえずは、そのフライマンの前方にのみライズはある。暫らく見てたけど、やっぱり誰も釣らなかった。
そして、ふれあい広場へ行く。(FFMの間では何と言うのかな?粥川の出合いの下の広場)ここはたしか放流地点のはずなんだが、だ〜れも居ない。もちろんライズも無いが、いそいそとウェーダー履いてカッパ着込んで車を降りる。単純に、防寒のためです。シューコシューコとガソリンストーブをポンピングして、ブワッと火をつけて湯を沸かして、本当は利尻昆布を入れたいところですが、まあそれは割愛してだしの元で我慢。そしてサイコロ状に切った豆腐を入れる。蓋をしてしばし待つ。
そして湯豆腐の完成。冷たい小雨の降る中、熱々の湯豆腐は冷たいビールを進ませてくれます。白菜やらうどんも入れて食う。最後にケーチャンも食ったが、本来は、ケーチャンを食ってから湯豆腐をしたほうがよかったような気がするなあ。

そろそろ満足したので師匠が竿でも出すかと思ったら「わしは昼寝する」と言う。本当は師匠を被写体としてバシャバシャ写真を撮ろうと思ってたのですが・・・。それで私は、竿とカメラを持って、粥川を散歩する。
出合いすぐの橋の下流で、黄色い少年が無心に竿を振ってる。その糸先の水中をよ〜く見ると、アマゴらしき魚が数匹。少年の落とすイクラを気にしてるようでもあるが、きらってるようでもある。数分見てたが、その少年の竿には変化は起こらなかった。私は、その少年の無心な姿を快く思った。
もう少し上流に行って川へ降りる。このあたりは本流筋よりネコヤナギが芽吹いてる。日当たりがいいのか、それとも風が柔らかいのか・・?何枚か写真を撮る。そしてせっかく竿を持ってきたんだからと、ラインを通して#18のニンフを結んで振ってみた。15分ばかり釣り下ったところで魚の反応があったので、そこで5回ばかり続けて流したら魚が掛かった。が、すぐバレた。
まあ、今日はこれで満足。

車に戻ったら師匠がようやくお目覚め。
午前中に残しておいたケーチャン汁でうどんを食って、それから再び相戸堰堤を見学。午前中よりはライズの範囲は広がってますが、せいぜい二人分(エキスパート向き)。そんな中、ルアーマンが1匹釣った。

(阿多岐を釣る船長)
2月11日 阿多岐川 晴れ
10日に栗巣へ行ってきました。実を言うと、27日に田茂谷で撮った写真がどうにも納得いかなくって、それでまた、谷の氷の写真が撮りたくなった訳です。まあ、ついでに竿も持って行きましたが・・。
しかしこの栗巣の川では、そこそこの雪はあるものの、氷のオブジェは見つかりませんでした。九頭竜とは違って暖かいのです。とりあえずここで、10cmアマゴを釣った。

翌日は船長と、阿多岐へ行きました。
車止めから林道を500mばかり歩く。元々の雪と9日に降った雪で、歩きにくいです。今回はカンジキは使いませんでしたが、まあ、それほどの雪面状態ではなかったでしょう。
そして川へ降りる。積雪量ははっきりとは判りませんが70cmくらいでしょうか?栗巣とは全然違います。そして、川面を見渡すと・・・。う〜ん、あちこちに氷が垂れ下がってます。私は嬉々として、川を上へ下へと歩き回って写真を撮った。そして船長は清々とイクラを流します。なんだか私は、船長の釣りの邪魔をしてるような・・・。
そこそこ写真を撮って満足したので、ニンフを流してみたら、20cmくらいのイワナが目印に食いついた(毛ばりを食った訳ではありません)。
船長はここで、仔アマゴ2匹を釣りました。

それから昼食をして、高鷲の?谷で船長がイワナ釣って、それから二日町の?谷へ行って、私が2匹バラして終了。
後半の谷では雪面が脆くって、緊張して歩いたせいか首が痛くなってしまった。もしくは、年のせいかもしれませんが・・・。
久々の渓流歩き、楽しかったです。
(後日気づいたのですが、首が痛くなった原因は、ローアングルばかりで写真を撮っていたせいです。そうやってファインダーを覗こうとすると、首をググッと反り返らせた状態が続くので、それが原因。アングルファインダー買おうかな〜)

以下の渓流の氷の写真は、それぞれクリックすると大きくなります。(戻る時にはブラウザの「戻る」をクリック)
コンセプトとしては、「氷と流水」。1枚だけ流水の無い写真がありますが、これは模様が面白かったので載せておきました。
共通データは、ペンタックスK100D 18〜55mmズーム シャッタースピードは1/15〜1/30くらいです。
全部手持ち撮影。手ぶれ補正機能はとても便利だし、水面にそこそこのコントラストがあると、これくらいのシャッタースピードで調度良く流れてくれます。
あと、理想的な撮影状況を申しますと、逆光状態で氷を撮りたかった。次回の課題です。

(牛道川のツララ)
2月17日 牛道川 曇り時々雪
さて今日も、氷撮りです。場所は牛道上流のナントカ観音のあるところ。川は凍てついてます。時折雪も吹き付けるし、ビューッと風が吹けば小枝に積もった雪を舞い上げて私の体を襲います。とても寒いです。積雪は6〜70cmあるものの、雪は締まってて歩きやすいのだけはありがたかった。

先週の時にはどうにもローアングルがやりづらくって、それでローアングルファインダーなる物を購入(6840円)。これはなかなかよろしかったです。これだとカメラアングルが自由になるし、水面ギリギリのアングルも可能。ただ、そうやって写そうとすると、アッと言う間にカメラが水滴だらけになりますが・・・。
今回は、シャッタースピードを1/15秒に固定して撮影。K100Dならではの設定ですが、あまりに寒かったので厚手のフリース手袋をしたままシャッターを切ったせいか(これだとシャッターの落ちる瞬間が解らない)、元の写真では、やや手ブレが目立ちます。
あと、この日は光線状態が弱くフラットな絵になったので、それらを誤魔化すために、後からコントラストを上げる処理をしました。本来なら原版のまま載せたいところなんですが・・。それが今後の課題です・・・。
以下の写真をクリックすると大きくなります(戻る時にはブラウザの「戻る」をクリック)。


おっと!
ここは写真ではなくって、釣りのホームページでしたねぇ。でもちゃんと竿は出してますよ。
写真の合間に淵の横を覗きこんだら20cmくらいのイワナが居たので、ニンフを落とし込んだらパクリとくわえ込んで岩の下へ潜り込もうとした。すかさず合わせて「ヤッター」と思ったら、すぐにバレた。
堰堤の下では目印が消し込んだのですかさず合わせたら、アマゴがクネクネとした後逃げて行った。
先週に引き続き、2匹のバラシとなりました。やはり#20のニンフではキツイのか・・・(手元に#18のフックがない)。

その後、古道へ行って、おおよそ?15cmのアマゴを釣った。このあたりは雪がややザクで歩きにくいし、牛道なんかよりもっと風が強くて寒く感じて、30分で挫けた。
昨夜、#18のニンフ用フックを含め、その他諸々の消耗品を注文した。

2月24日 さぶいっ!! パス。